2009年10月27日

『ピクトアップ』2009年12月号の福田麻由子インタビュー

■『ピクトアップ』2009年12月号(10月17日発売)の50〜51ページに、
新作アニメ『マイマイ新子と千年の魔法』でヒロイン・新子の声を担当している福田麻由子さんのインタビューが載っています。

【引用ここから↓↓↓(福田さんの発言は太字にしました。)】
 芥川賞作家・高樹のぶ子の自伝的小説を映像化した『マイマイ新子と千年の魔法』。昭和30年の山口県を舞台に、大人たちの社会と子供たちの社会をアニメーションならではのイマジネーションあふれる世界観で描いた作品だ。主人公・新子の声をつとめたのが福田麻由子。『ピアノの森』に続き、2本目のアニメーション作品への参加となった。この作品で彼女が見つけたものとは。

インタビュアー「洋画『シャーロットのおくりもの』の吹替、『ピアノの森』に続き、声だけのお芝居は3回目になりますね。」
福田「今回はセリフが山口弁ということもありましたし、むずかしかったです。『シャーロットのおくりもの』の時に、セリフを言うタイミングが0.1秒違(ちが)うだけでも、すごく絵とズレてしまうし、普通のお芝居と同じようにセリフを言うと信じられないくらい棒読み(ぼうよみ)に聞こえてしまうことが分かったんです。だからその反省を全部思い出して、声の高低差だったりを気をつけながらやりました。」
インタビュアー「昭和30年代が舞台というのもむずかしかった?」
福田「そうですね。食べ物とか遊(あそ)びに対する感覚にしても、知らないことばかりでした。おじいちゃんが山口県防府(ほうふ)市の人なので、親しみを感じたんですけど、やっぱりイメージしきれない部分が多かったです。でも原作を読んで、台本では描ききれない細(こま)かい新子のキャラクターを知ることが出来て、演じる上で助けになりました。」
インタビュアー「福田さんの声が、いつもとぜんぜん違っていて驚きました。」
福田「この声は計算して作ったわけじゃないんです。家で練習していた時、『あっ、このしゃべり方だ!』と思った瞬間(しゅんかん)があって、現場でも自然とその声になってました。新子はおてんばで男の子っぽい子なので、初めはちょっと低い声を意識して出したんです。笑うときも、『あはは』じゃなくて、『いひひ〜』っていう感じで。完成した映画を観て、普段私が映画やテレビでしゃべっている声とも、普段話している声とも違って、面白いなと思いました」
インタビュアー「キャラクターの魅力も、子供たちの仲の良さも生き生きと伝わってきました。」
福田「今までのアフレコは、ひとりだけで録音していたのですが、今回は貴伊子(きいこ)役の水沢奈子ちゃんや子供役のキャストの方々とも一緒にアフレコが出来たんです。相手のしゃべり方が変わると自分のお芝居も変わるし、やっぱり一緒に録ったからこそ、距離が近づいていく感じが出たのかなと思います。最初のシーンからほとんど物語の順番通りに録ったので、だんだん相手のことがわかって来て仲良くなる感じは作品と一緒だったと思います。」
インタビュアー「言葉じゃなくて、手を繋(つな)いだりすることで気持ちを伝えるシーンがとても素敵でした。」
福田「私も好きです。新子と貴伊子が仲良くなっていく時、二人ともまだ小さいから、言葉が足りてなくて、一緒に遊ぶことや、手を繋(つな)ぐことだったり、言葉の一歩手前みたいなところでやりとりしているところがすごくいいなって。大人になるとだんだん気持ちを言葉で伝えることが上手になってきちゃうから、こういうことってだんだんできなくなるのかな」
インタビュアー「大人の人も共感したり、楽しめる作品になったとおもいます」
福田「本当にそう思います。私は子供たちの視点に近いから、新子たちが感じてることがすごくダイレクトに伝わってきたんです。きっと今しかできないことがたくさんあるから、もっといろんなことをやろう!と思いました。逆に私のお父さんや、おじいちゃん世代が見たら、もっと違(ちが)った伝わり方をするのかもしれない。まだ私には感じられないことがきっとたくさん詰まってるんだなと思うとちょっと悔(くや)しくて。大人になったら、絶対もう一回観たいです」
インタビュアー「ところで、福田さんのマイマイ(つむじ=感覚のセンサー)はどこにあると思いますか?」
福田「どこでしょう?・・・口かな。自分の思ってることを外に出したとき、思ってたのと違う感じになるんです。それがイヤなことも多いけど、逆に面白いときもあるんです。お芝居も一緒で、『このセリフの言い方がどうしても想像できない』と思っても、とりあえず演じてみると『私のこういうしゃべり方、聞いたことないな』っていうところから広がることも多いんです。自分がどうやってしゃべっているのか、客観的に見れないなんて本当はいけないんでしょうけど、ちょっと楽しかったりもします」

『マイマイ新子と千年の魔法』
監督・脚本 片渕須直
原作 高樹のぶ子
声の出演 福田麻由子 水沢奈子 森迫永依 本上まなみ ほか
アニメーション制作 マッドハウス 
配給 松竹(2009年 日本 93分)

青い麦畑が一面に広がる昭和30年代の山口県防府市。小学3年生の少女、新子は祖父から聞いた「かつて千年前に、この場所に存在したという国」に、思いをはせていた。ある日、東京から転校生の貴伊子がやってくる。最初はクラスになじめなかった貴伊子だが、新子と交流を深めるうちに次第に打ち解けていく。(11月21日〜全国公開)

【引用ここまで↑↑↑】
posted by mayuko at 19:32| 雑誌に出た福田さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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