2012年06月08日

『ダ・ヴィンチ』2012年7月号の福田麻由子インタビュー

■書評誌『ダ・ヴィンチ』2012年7月号の13ページに、福田麻由子さんのインタビューが載っています。
【引用ここから↓↓↓↓(福田さんの発言は太字にしました)】

あの人と本の話(2)
福田麻由子さんが選んだ一冊

村上龍『新装版 コインロッカー・ベイビーズ』(講談社文庫 920円)

生後すぐ母親にコインロッカーに捨てられたキクとハシ。乳児院で育ったのち、二人は九州の離島にある家の養子に入り、思春期を過ごす。
やがて母親を探しに消えたハシ、後を追い、キクは廃墟と化した東京へと向かう。退廃的なエネルギーで世界を描き、そして打ち砕く。村上龍の代表作にして近未来小説の金字塔。

■今から3年ほど前。福田さんはそれまで当たり前だと感じていた世の理(ことわり)や現実に対して“実はそうじゃないのかも・・・”という不安に駆られていた。頭に浮かぶ、答えなき問題に押し潰(つぶ)されそうになっていた日々。
福田「毎日ここから抜け出したいと思っていて。でも、ここというのがどこなのかも分からなくて。今いる場所なのか、それとも自分の気持ちのことなのか。そんな時、この本に出会いました。」
生後すぐにコインロッカーに捨てられたキクとハシの物語。彼らは小さな箱から生き延び、やがては社会と対峙(たいじ)していく。
福田「でも私たちはどこまで行っても世界という大きな場所に閉じ込められているんですよね。そこから抜け出すことはできないけど、それでも叫び続けなくちゃいけない。そのことが、当時のモヤっとした私の心にリンクして、衝撃(しょうげき)を受けたんです。」
今でも何度も読み返す大切な一冊。自分の言動に嘘がないか…。そんな気持ちになった時「怖(こわ)がらず、もっと自分から動(うご)きださなくちゃいけないっていう刺激(しげき)をもらえる」のだという。
福田「村上さんの作品には、いつも心を揺(ゆ)さぶられます。あくまで人間の心理を描いているのに、文体が無機質(むきしつ)なところが大好きなんです。ダントツに文章が美しい。本を開いてすぐ“あ、これは早く読まなきゃ”っていう衝動(しょうどう)に駆(か)られたのを覚えています。」
一秒でも早く先を知りたい。しかし、未来を知るのは楽しいことばかりではないはずだ。現在彼女が出演中のドラマ『未来日記』では、登場人物たちが未来の出来事を記すスマートフォンを手にしたがために、人生を賭けたサバイバルレースに巻き込まれてしまう。
福田「原作が本当に面白いんです。ドラマではそこにオリジナルストーリーが加わり、また違(ちが)ったたのしさがあります。ちょうど今はこれまで謎(なぞ)だった部分が徐々に明らかになったり、一度姿を消した人たちまで復活(ふっかつ)を遂げたりして、ホント、息(いき)もつかせない展開(てんかい)が続(つづ)いていますね」
 放送もそろそろ佳境。しかし、ラストについては本人たちも知らされていない。「だから、どうなるんだろうっていうワクワク感(かん)は視聴者(しちょうしゃ)の皆さんと同じ」と笑う。また共演者とも仲がよく、撮影現場では、“もし、このケータイがあったら……”なんて話も。
福田「よくしますね。でも、私は絶対(ぜったい)にいらないです。未来が分からずにもがく苦しみって、いつか楽しい思い出になると思うし、それに未来にいいことがあるって分かっちゃうと、今を頑張(がんば)れなくなる気がして。だから手に入るにしても、私は50歳(さい)ぐらいになってからでいいです(笑)」

ドラマ『未来日記 ANOTHER WORLD』
原作 えすのサカエ『未来日記』(角川書店)
監督 並木道子 他
脚本 桑村さや香 他
出演 岡田将生 剛力彩芽 本郷奏多 福田麻由子 他
フジテレビ系
毎週土曜日 23時10分より放送中

●未来の出来事を記す日記が次々と更新されるスマホを知人から譲り受けた星野新太。最初は、意気揚々な新太だったが、それは同じ未来日記の情報を持つ者同士との、たった一人の生き残りをかけたサバイバルレースへの強制参加を意味していた。


福田麻由子(ふくだ・まゆこ)
1994年、東京都出身。女優。
2000年に『Summer Snow』でドラマデビュー。
2009年に『ヘブンズ・ドア』で長編映画初主演を果たした。
その後、映画『20世紀少年 —最終章— 僕らの旗』、ドラマ『Q10』、『パンドラ 3 革命前夜』、『それでも生きてゆく』など、数多くの作品に出演している。
【引用ここまで↑↑↑↑】
posted by mayuko at 16:40| 雑誌に出た福田さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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